SERATA

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March 7, 2008

SERATA

たまには、まともな事を書こうかと思いまして・・・

 

私の古くからの友人に世良田という男がおります。

彼は、SERATA AUTO SCULPTUREなる屋号で、ミニカー制作をしております。

クルージン誌のKRUZ INTO THE ARTISTのコーナーで取り上げられたり、

色んなジャンルの車雑誌に取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。

まぁ、彼もK.K.jpのBlogコーナーでBlogを書いているので知らない人はいないですね。

その彼、SERATAが創る作品について私の常日頃思っている事を書いてみたいと思います。

 

serata003.jpg 

この画像は、K.K.now-1の時に出品されていて、私が落札した作品。

SERATAは、レジンでミニカーを作っています。

実車ではなく、ミニカーです。

タイヤがコロコロ転がるミニカーや、ボンネットやドアなどが開閉する

精密なミニカーではありません。

彼なりの観点で、彼なりの好みで、彼なりの精密さで創られるのが、

SERATAの作品の味であり良い所だと言われています。

たしかにそうだとは思いますが、

彼が、寝ても覚めても車車車々・・・な、カーホビーストである事をよく知る私にとって、

彼の作品の良いところは、そこだけではなく別の所で・・・・・

 

そう、彼はミニカーを作っているのではなく、小さな車を創っているのだなと感じられる所。

「小さな車を創る」

彼は、自分の作品を数えるとき、無意識で、一台、二台と数えます。

一個、二個ではなく、台数で数えるのです。

それはまさしく、車として無意識のうちに認識しているのだと思います。

そんな彼のような車好き人間が創る作品にグッときてしまうのです。

これこそ、Car-ARTであり、アーティストのすべての感性が注がれた、

その人間にしか作れない作品とよべるものではないかと・・・・ 

 

精密なミニカーが欲しければ、手に入ります。

だが、熱狂的なカーホビーイストが車を造っている感性で創られた小さな車は、

中々、お金を出しても手に入れられるものではないでしょう。

 

彼がもし、車の絵を描いても、一台、二台と数えるでしょうね。

 

っと、今日は、世良田を気持ちが悪いくらい褒めたので

今度なんかおごって貰おうと思います(笑)

 

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KUWA

日本のKUSTOM KULTURE界創世記から、業界を支える影の立役者。
BEAT UP Co.,ltd. 代表





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