June 7, 2007

June 7, 2007

« June 1, 2007 | BLOG TOP | June 10, 2007 »

June 7, 2007

続 HAMBURGER HEAVEN

070607_burger.jpg

そして・・・・・・

「美味しい」という定義の壁にぶつかった私は、
ある一つの結果にたどり着いたのでした。

「美味しいハンバーガーを作るのは止めよう」

そう、
多数決で決められる「美味しい」という評価を気にして
ハンバーガーを作るのは止めようと決めたのです。
何故って?
誰(大多数)にでも「美味しい」と言われるハンバーガーを作るのは
難しい事でしょう、だからヤリ甲斐もあり達成できれば充実感・
達成感もある事と思います、それを目指す事は料理人として
当たり前に素晴らしい事でしょう。。
(私は自分の事を料理人だと思った事は一度もありませんが。)
でもね、
それは「美味しいハンバーガー」を作ってたくさんの人達に「美味しい」
という幸せを感じてもらおうという目的(目標)を起てた場合の話し。。。

私は、こんな目標を起てました。。。。。

「1940年代のアメリカのハンバーガーを再現しよう」

ハンバーガーに対して、そんな目標を起ててしまった私には、
「美味しい」なんて事は関係ないのです。
40年代のアメリカのハンバーガーが美味しいとは限らないですからね。
ただ、自分が目標を起て、問題定義して、調べ、現在手にはいる
材料で自分が求めるハンバーガーを作っていく。

前回のブログでも書いたように、本来、料理というのは
食べる人の事を考えて作るべきでしょう。
私のハンバーガーは違うのです。
自分勝手でわがままな自己中の自己満足なハンバーガーです。

人に食べてもらう料理として、それは間違っているかもしれません。

私が主宰する、レストラン&バーでは、ハンバーガーについて
お客さまに尋ねられた時、
スタッフ達は胸を張って心から嘘偽りなくこう答えます。

「お口に合いますかどうか分かりかねますが、
他では食べる事の出来ないハンバーガーで御座います」
と。

先日、某雑誌のグルメページのハンバーガー特集で
何店かの一軒に選ばれたのは嬉しい事実です。

次回のブログでは、
その自分勝手でわがままな自己中・自己満のハンバーガーの
レシピについて語ってみましょう・・・・・っと思ったけど止めます。
いいかげん、
K.K.jpのBLOGに相応しくない話題だと思ってきました(笑)

※画像は自分勝手でわがままな自己中・自己満のハンバーガーです

1
Profile
KUWA

日本のKUSTOM KULTURE界創世記から、業界を支える影の立役者。
BEAT UP Co.,ltd. 代表





携帯ver
Now Loading...
Recent Entries
Category
Archive