続 HAMBURGER HEAVEN
そして・・・・・・
「美味しい」という定義の壁にぶつかった私は、
ある一つの結果にたどり着いたのでした。
「美味しいハンバーガーを作るのは止めよう」
そう、
多数決で決められる「美味しい」という評価を気にして
ハンバーガーを作るのは止めようと決めたのです。
何故って?
誰(大多数)にでも「美味しい」と言われるハンバーガーを作るのは
難しい事でしょう、だからヤリ甲斐もあり達成できれば充実感・
達成感もある事と思います、それを目指す事は料理人として
当たり前に素晴らしい事でしょう。。
(私は自分の事を料理人だと思った事は一度もありませんが。)
でもね、
それは「美味しいハンバーガー」を作ってたくさんの人達に「美味しい」
という幸せを感じてもらおうという目的(目標)を起てた場合の話し。。。
私は、こんな目標を起てました。。。。。
「1940年代のアメリカのハンバーガーを再現しよう」
ハンバーガーに対して、そんな目標を起ててしまった私には、
「美味しい」なんて事は関係ないのです。
40年代のアメリカのハンバーガーが美味しいとは限らないですからね。
ただ、自分が目標を起て、問題定義して、調べ、現在手にはいる
材料で自分が求めるハンバーガーを作っていく。
前回のブログでも書いたように、本来、料理というのは
食べる人の事を考えて作るべきでしょう。
私のハンバーガーは違うのです。
自分勝手でわがままな自己中の自己満足なハンバーガーです。
人に食べてもらう料理として、それは間違っているかもしれません。
私が主宰する、レストラン&バーでは、ハンバーガーについて
お客さまに尋ねられた時、
スタッフ達は胸を張って心から嘘偽りなくこう答えます。
「お口に合いますかどうか分かりかねますが、
他では食べる事の出来ないハンバーガーで御座います」
と。
先日、某雑誌のグルメページのハンバーガー特集で
何店かの一軒に選ばれたのは嬉しい事実です。
次回のブログでは、
その自分勝手でわがままな自己中・自己満のハンバーガーの
レシピについて語ってみましょう・・・・・っと思ったけど止めます。
いいかげん、
K.K.jpのBLOGに相応しくない話題だと思ってきました(笑)
※画像は自分勝手でわがままな自己中・自己満のハンバーガーです