June 25, 2007

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June 25, 2007


この家紋。
hatisuka.jpg

ある戦国武将の家紋で、今でもこの家紋を持つ一族は存在しております・・・・

日本の戦国時代に興味はありますか?
私は、全然興味は無かったのですが、最近、この家紋を軍旗に掲げていた
人物にすごく興味があるのです。

ヤツの名は、『蜂須賀小六』 本名、蜂須賀 彦右衛門 正勝

ちょっと歴史好きには、豊臣秀吉の家臣として知られている人物なのですが、
もともとは、そうでもなかったみたいで・・・・
何故、私が『蜂須賀小六』に興味があるかって??
それはね・・・・・・

あっ、ココからの話は、日本の歴史(信長・秀吉・家康の頃)に興味の無い人が
読んでも、まったく面白くないですし、意味も分からないと思うので、
読まないほうがイイですよ。。マジで!!

このBLOGを読んでくれている、一部の日本史好きにお送りします
(そんな人いるかな・・・・・・・)

何故、私が興味があるか?って事の前に、
まずは、『蜂須賀小六』について書かせていただきます!!

さぁ、長いよっ!!!!

小六(蜂須賀小六ね!小学六年生じゃないよ!笑)の血、蜂須賀一族というのは、
尾張の清洲から少し西の蜂須賀村(現在の愛知県海部郡美和町)にいた豪族で、
信長(織田信長ね!)の父 信秀の代には織田家に属していたらしい。。
しかし、蜂須賀一族は、なんらかの原因で信秀に攻められて蜂須賀村を捨て、
小六が6歳のときに母の実家である安井一族が治める宮後村(現 江南市宮後町)へ
移り住んだ。

宮後村を治め、城を構えていた安井一族・安井重継というのは、
小六の母の兄、つまり、小六の叔父にあたる人物で、
木曽川流域に勢力を持つ、誰にも属さない独立豪族だった。 
っで、幼い小六は、この安井重継に育てられたのだった。

この時代、木曽川流域のみならず、大河の流域というのは、
特殊な人種が住んでいたようで。。。。。

河原というのは、一般に人が住む地域ではなかったようで、
今でもそうですが、川ってのは、国と国、領地と領地の境になる事が常で、
そのため、誰からも支配されない緩衝地帯になることが多く、
結果として、逃散した農耕民や罪を犯して国を逃れた者、
今でいうなら、アウトローなヤツらの住む地域になっていました。
そこに住む人々は時代が経つにつれ、「川の民」という、現代でいう
水運業者と商人を兼ねたような職種をするようになっていったようである。
当時は一般に「渡り衆」と呼ばれ、
たとえば琵琶湖のような湖や全国の大河の流域に住み着き、
舟を使って、川を道のように自在に往来し、武器・武力をもって自衛しながら
人や荷物を運ぶことで生計を立てていた。
その「渡り衆」の中には、別な意味で川を治める、「川賊」と呼ぶべき集団も存在した。
「山賊」の川版ですね。

もちろん、日本を代表する大河である木曽川にも「川の民」「渡り衆」「川賊」がいて、
安井重継が勢力を持つこの周辺では、「川並衆」と呼ばれていた。

安井氏は、このアウトロー集団「川並衆」と深く繋がりを持ち、彼らを良い意味で、
利用することによって、周辺の河川、木曽川・長良川・天竜川流域の水運を牛耳り、
そこから莫大な利益を得ていたらしい。
アウトローの元締め!?

安井重継が住んでいた宮後城は、地元の人々から「安井屋敷」と呼ばれていて、
これが、いつの頃からか「蜂須賀屋敷」と呼ばれるようになった。
この事から、成長した小六が、叔父である安井重継から家督を譲り受けたと推測できる。

小六は一種の「徳」のある男で、一度引き受けた約束は何があっても守るような、
律儀さと男気があり、優しさと思いやりも持っている上、
人使いが上手かったから、支配下の者達やアウトロー集団「川並衆」からも慕われる存在になり、
やがて、家督を譲り受けた小六は、数百人の人数を動かせるほどの大将になった。

普段は、半分武士・半分農民の生活をして、いざ戦があれば、その小六を慕う数百人を連れ、
大名に雇われて戦場稼ぎをすることで暮らしを立てていたのである。

余談ではあるが、秀吉(豊臣秀吉)は、織田信長に仕える前の無名時代、放浪生活をしていた頃、
「蜂須賀屋敷」に居候をさせてもらい、小六の使い走りのようなことをして
飯を食わせてもらっていたような時代があるようなのだが、
晩年の秀吉はそれをあまり多く語らなかったようだ。。。。


いやぁ〜、長々と書いておりますが、まだまだ序の口です。

何故、私が興味があるか?の核心に着く前に次回に続きます。。。。。。タブン

ちなみに、元々、蜂須賀氏の家紋は「抱き柏」だったそうなのですが、
小六から上の画像の「丸に卍」の家紋を使うようになったそうです。

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Profile
KUWA

日本のKUSTOM KULTURE界創世記から、業界を支える影の立役者。
BEAT UP Co.,ltd. 代表





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